Aサイドのトップを飾る「FULL METAL JACKET」は例の劇中の海兵隊の掛け声・ソングをギター、リズム・セクションをリミックスしてまるで海兵隊・ラップとなっています(なおハートマンの禁句ヴァージョンではありません)。
このAサイドのソング・ナンバーをアルバムで聴くとちゃんとこれらの歌のリズムで映像を編集しているのが分かります。
恐らくキューブリック様、何千回と聴いたのでしょう。 Chris Kennerの「I LIKE IT LIKE THAT」は劇中、使用されておりませんが、当初のエンド・タイトル用だったのでしょうか。
そして「ストーリーを締めくくるのならあの歌を使うさ。」とキューブリック様が認めたローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」が未収録なのが残念無念。 レーベルの権利の壁は当時のキューブリック様の力を持ってしても叶わなかったのでした。
そんなアルバムは世界中ポピュラーなリリースとなりましたが、キューブリック様の住むイギリスのみ特別リリースとしてアルバムのピクチャー・ディスク(表はヘルメット、裏はハートマンとほほえみデブ!)が存在しており、さらにあの海兵隊・ラップを「I WANNA BE YOUR DRILL INSTRUCTOR」とタイトルを変えてESKIMO PUSSY MIX!のリミックス・ヴァージョンで12インチ、7インチ・アナログでリリース。
イギリスのチャートに余裕でランク・インしてヒットしたのでハートマンとほほえみデブも浮かばれたことでしょう。