でも『わが美しき愛と悲しみ』では彼の魅力が大いに発揮された傑作であります。
メロウなダンス・ミュージックの二つの主題歌がとても印象的。 黒いとっちゃん坊やのジャック・エドワーズが唄う「CATERINE」、「ON THE BORDELINES OF LOVE」です。
前者はヒロインのやるせないテーマ・ソング、後者は必ずエロエロ・シーンになると流れ始める、夜の闇にこだまするビートが印象的なエロ・ソング。
刻むビートがまるで「ええかあ?ええのんかあ?」に聴こえて来て股間が、騒ぎ始めます。
↑ロマーノ・ムスマラ近影
股、いや、また繊細なオーケストラのスコアも聴かせるのも忘れていません。
朝焼けの海に流れるカッティング・クルー!の「I JUST IN YOUR ARMS TONIGHT」やリタ・ミツコ、OMDらのダンス・ミュージックもとても効果的に流れます。
サウンド・トラック・アルバムはフランスのARIOLA/GM(ジョルジュ・マリー。エンニオ・モリコーネのジェネラル・ミュージックではないよ)からリリース。
主題歌の2曲はカップリングでシングル盤もリリース。
なんとリミックス・ロング・ヴァージョンで12インチ・シングルもリリースされています。
この12インチをBGMで当時のパリ娘は夜にアヘアへに…と考えるだけでもう悶絶してしまいますよ。